作成者:清義明

贅沢な映画ファンのためのメタ映画 / 「その男ヴァン・ダム」 マブルク・エル・メクリ 【映画】

◇「その男、ヴァンダム」公式サイト
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作品冒頭、いきなりワン・ショットのものすごい戦闘シーンが出てくるんですけど、それが撮影だったというオチで、あげくに、英語が話せない中国人?監督から、ダメだしされる・・・というところからはじまるんですが、これがまた本格的なんですよね。… 続きを読む

なるほど、夜の話ならジョニー・トーということですね / 「僕は君のために蝶になる」 ジョニー・トー 【映画】

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成就しない恋愛のまま、不幸にもその相手を失って、精神を病む主人公の司法修士生の心の葛藤をめぐる物語。
幽霊になって現れるその元カレとの不思議な「体験」がおおよそのあらすじだが、恋愛映画としては荒唐無稽になりそうな話を、カレの復活した分身のように、不幸な物語を反復していくチンピラの筋立てと、陰影を大事に取り扱ったカメラワークが救っている。… 続きを読む

人畜無害なマカロニ・コンバット / 「チェ 28歳の革命」 【映画】

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◇「チェ 28歳の革命」公式サイト
そもそも、二本立て上映(別料金)の映画で、予告編が終わった後に、電通とか博報堂とかインデックスとかUSENとかギャガだとかのロゴが大写しになると、これからの上映時間に不安をおぼえて、そして、その予感はほとんど外れたことはない。… 続きを読む

テレビならばこれぐらいですね / 「TOKYO JOE マフィアを売った男」 【映画】

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「シカゴマフィアを壊滅に追い込んだ日系人」”TOKYO JOE”をめぐる人々のインタビューから構成される形式のドキュメンタリー。
ていうかー、この人ただ単に、組織に追われて怖くなってチンコロ(タレコミ)したってだけですよね。… 続きを読む

ノワール映画とは光と影のフィルムのことで・・・ / 「バンク・ジョブ」 【映画】

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イギリスの実在の泥棒を取り扱った映画で、セミ・ドキュメンタリーというわけなんでしょうが、筋立て事体が事実に基づくとすれば、この映画はこじんまりとアクション映画とおしゃれなクライム・サスペンスの真ん中に位置取り、それがなんだか中途半端。… 続きを読む

思想が狂気に転化する瞬間 / 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」 若松孝二 【映画】 

◇Wikipedia「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
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下北沢のミニ・シアターで観る。
街中のティーンや大学生が集まる雑踏を通り過ぎて、角を曲がったところの小さなスクリーンの前に集まっていたのは、初老と思しき中高年の姿ばかり。… 続きを読む

彼が人形を愛さなければならなかった理由 / 「ラースと、その彼女」 クレイグ・ギレスピー 【映画】

◇「ラースと、その彼女」公式サイト
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主人公が人形を愛するようになってしまった事情について少しまとめてみよう。
おそらく、彼が狂気に陥る引き金となったのは、兄嫁の妊娠なのではないかと思う。… 続きを読む

現代マンハッタンのフィールドワーク / 「私がクマにキレた理由(わけ) 」 シャリ・スプリンガー・バーマン  【映画】

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民族学を専攻して大学を卒業したスカーレット・ヨハンソンの主人公がつぶやくモノローグがある。
「研究者が研究対象の集団に入り込みすぎて、研究として逸脱することがある。これをすなわち原住民化という。」… 続きを読む

ドイツとトルコ、キリスト教とイスラム教の横断 / 「そして、私たちは愛に帰る」 ファティ・アキン 【映画】

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犠牲祭(イード・アル=アドハー)をストーリー上の軸として、ドイツとトルコを横断する親子の物語。
放蕩の果てに娼婦を殺してしまう親を持つトルコ移民の子供。… 続きを読む

琥珀色のスモーキーなフレーバー / 「エグザイル/絆」 ジョニー・トー 【映画】

◇「エグザイル/絆」公式サイト
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極上のスコッチ・ウイスキーには泥炭の香りがする。
ブランデーを一度つくった樽を焼き、そこに海草の灰を塗りたくってからウイスキーを熟成させるからだ。スモーキーな香りは、そんな作業から作られる。… 続きを読む

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