作成者:清義明

トリックの中の「国家神道」 【1】ヤマト王権の「国家神道」

「国家神道」という言葉はそもそも戦後にGHQが言いだした用語である・・・という俗説があるが、これは正しくない。

国家神道形成過程の研究 神道学者の立場から法令や行政の中で国家神道がどのように取り扱われてきたかを綿密に研究する阪本是丸は、『国家神道形成過程の研究』の中で、1908年の帝国議会の委員会の議事に「国家神道」という言葉が使われていることを実証的に指摘している。… 続きを読む

日米開戦はコミンテルンの謀略? 『ハル・ノートを書いた男―日米開戦外交と「雪」作戦』 -陰謀論の検証

ハル・ノートを書いた男―日米開戦外交と「雪」作戦 (文春新書)

「日米開戦はソビエトが仕組んだ」という陰謀論

「日米開戦はソビエトの陰謀だった」という「真実」がネットでは散見される。

「ハルノート」などで試しに検索するとこの手の「陰謀史観」が、その手の人達の大好きな「真実」という言葉とセットになって出てくる。このコミンテルンの陰謀説というのは、戦中から戦後にかけて近衛文麿のような人まで唱えていたくらいだから、それなりに根拠ないものでもないのだが、それにしてもなんというか、この手の「真実」が好きな人が多いことに驚く。… 続きを読む

『狂熱のシーズン -ヴェローナFCを追いかけて』 決定的サポーター・ノンフィンクション本

狂熱のシーズン―ヴェローナFCを追いかけて
エラス・ヴェローナFCが、セリエAに復帰した。

2002年に降格してから12年ぶり。一時はセリエCまで降格。その間にセリエCは「レガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ」と名前を改めている。そのディビジョンにも4年。長いイタリア下部リーグのドサ回りを経て戻ってきたセリエAの初戦、なんとACミランに大金星をあげている。… 続きを読む

『歴代天皇のカルテ』 篠田 達明

歴代天皇のカルテ (新潮新書)
歴代天皇のカルテ (新潮新書)

125代の歴代天皇の資料を紐解いて、医学的見地から天皇家をめぐる史実の背景を探らんとする書。
もちろん実際に語られているのは26代継体天皇以降。これ以前は歴史上確実に存在したといえるだけの資料が記紀以外は存在しないし、その中では皆、神話の中の人物らしく揃って長命であり、これを確かに医者の立場から語ることはできないだろう。筆者は医師である。… 続きを読む

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