カテゴリー: 社会・政治

改憲が挫折し続けてきた理由 -憲法改正と「超自我」 :柄谷行人『ネーションと美学』

定本 柄谷行人集〈4〉ネーションと美学

集団的自衛権の解釈変更の閣議決定がなされた。

世論もこの「解釈改憲」について厳しい評価を打ち出している。

閣議決定に先立つ毎日新聞の世論調査では、集団的自衛権の行使に「賛成」32%、「反対」58%。… 続きを読む

『ナショナリズムは悪なのか』(萱野稔人) -懐疑的に語られた世界共和国の夢-

新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか (NHK出版新書 361)

自分の考えを整理する意味では面白い本だったので、少しまとめてみたいと思う。

ナショナリズム批判の研究ならば日本でも多数読めるし、共産主義の崩壊以降のナショナスリズムの圧倒的なプレゼンスについて様々な角度から分析をほどこした欧州の研究もある。だが、この書は「ナショナリズム擁護」であり、それが近視眼的な政治論でもなく、日本のナショナリストのような宗教と神話の見え透いた仕掛けで語られるもののではなく、よりによって日本においてナショナリズム批判に用いられるベネディクト・アンダーソンやドゥールズ=ガタリやフーコー、さらにはネグリ=ハートまで持ち出してくるのである。… 続きを読む

おそまつな「観光立国」日本 -四国お遍路差別貼り紙の病理-

 

以前、日本の駅の構内表示にハングルがあるのはけしからん!という人をTWITTERで見かけた。

その人が言うにはソウルには日本語の表記などほとんどないということだった。韓国で日本語表記などないのに日本でやる必要はない!ということらしい。… 続きを読む

『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学― 』(樋口直人)について

日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―

樋口直人氏の日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―をたいへん興味深く読んだ。

おそらく現在の日本の排外主義者(ネット右翼)の研究分析でもっともよくまとまったものだと思う。… 続きを読む

なぜ浦和レッズは李忠成選手を獲得したか  -差別横断幕の本当の原因とサッカーのチカラ

 

[1] なぜ浦和レッズは李忠成選手を獲得したか

浦和レッズのサポーターによって出された差別横断幕”JAPANESE ONLY”の問題は、今日の午前の参議院の法務委員会にまで取り上げられ、そしておそらくこれを事前に意識して、Jリーグによる浦和レッズに対する措置が決定した。… 続きを読む

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