カテゴリー: 書評

『終わらないオウム』 -ポストオウム/オウム的カルトの行方 

終わらないオウム
終わらないオウム 』上裕史浩・鈴木邦男・徐裕行
オウム真理教事件の村井刺殺犯 徐裕行と、その凶行のターゲットの一人だったという上裕史浩との対談を中心にした一冊。序文での鈴木邦男は本書を「奇跡の書」と称する。… 続きを読む

『データでわかる2030年の日本』 三浦展

データでわかる2030年の日本
データでわかる2030年の日本

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)90年代にパルコが出していたマーケティング調査担当者やプランナー御用達の雑誌『アクロス』

自分もこれにはかなり影響されました。定量調査の切り口も手際よろしく、渋谷の定点通行客調査とかも面白かった。そのアクロスの編集長だったのが三浦展氏。アクロスで培った手法は、議論を呼んだ『下流社会』に引き継がれてもいます。その三浦展氏の新著。今回もお世話になります。… 続きを読む

『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム』 溝口敦・荒井香織 編著

ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相 (宝島NonfictionBooks)

ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相 (宝島NonfictionBooks)

政治家 橋下徹は、なんともはやいつも困惑させられる存在である。… 続きを読む

『被差別の食卓 』 上原善広

被差別の食卓 (新潮新書)
いつだったか、大阪のキタのお初天神通りのあたりを出張仕事の帰りにぶらぶらしていると、「あぶらかすうどん」という文字が目に入った。

この「あぶらかす」というのが初めて目にする言葉であったので、物珍しく思い、今時なヘタウマ筆文字で書かれた看板のその店に入ってみた。… 続きを読む

『神道はなぜ教えがないのか』 島田 裕巳 -開祖も宗祖も教義も救済もない宗教-

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神道はなぜ教えがないのか』 島田 裕巳

日本人の固有の民族宗教は神道となるわけなのだが、これほど曖昧模糊とした「宗教」というのはなんなのだろう?というのが本書。特に著者からの回答もなく、サジェスチョンめいたものもない。… 続きを読む

『陰謀史観』 秦郁彦 -疑心暗鬼の共鳴-

陰謀史観(新潮新書)
陰謀史観(新潮新書) 』秦郁彦

身の周りに出来事の連続性があって、それがどうも偶然とは思えない。

そのとき、どこかの誰かによるひそかな企てなのではないかと疑えてしまう。たとえばユダヤ人、フリーメーソン、ナチ、共産主義者、さらには宇宙人等々。… 続きを読む

『黄禍論と日本人 – 欧米は何を嘲笑し、恐れたのか』

黄禍論と日本人 - 欧米は何を嘲笑し、恐れたのか (中公新書)
昭和天皇独白録の述懐の中でも有名なもののひとつに、太平洋戦争の理由を述べたものがある。

いわく、太平洋戦争の遠因は、それからさかのぼる20数年前の第一次世界大戦終了後のパリ講和会議で、日本が提出した人種差別撤廃条約のアメリカとイギリスによる否決したことうんぬん。… 続きを読む

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