「十二人の怒れる男」であこがれの午前十時の映画祭デビュー(笑)


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TOHOシネマズの午前十時の映画祭、自分は縁がないものかと思っていました。
なぜなら自分の人生の中で、午前中に劇場映画を観たことがないから(笑)
ライフスタイル的にムリですよ!
あ、午前中に映画観たことありますわ。オールナイトの映画で朝方まで(笑)
そんなわけで、スクリーンであれもみたいこれも観たいと思っていたのに、ただ指をくわえて午前十時に寝ているわけです。
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ところが!自分の認識不足でした。午前十時の映画祭、みゆき座では一日上映しているですって!マジっすか。
そんなわけで、あこがれの「午前十時」の映画祭に、18時台に向かいやっと観れましたよ。
そして、『十二人の怒れる男』
12 Angry Men-02
いやはやこれはもう完璧な作品ですね。もう、ちゃちゃいれるところが寸分もない。
計算されつくした密室劇。
この作品を観ずに、2007年のロシア版リメイクを観てしまったのは、もしかすると失敗だったかもしれません。
容疑者のショットがたった一度だけしか写されず、後は完全に密室のセリフの応酬のみ。それがシドニー・ルメットの『十二人の怒れる男』。
それなのに、社会的な背景や世相、人々のもつ偏見や出自の問題をはっきりあぶりだす仕掛けなのが、オリジナル版。(といってもテレビ版のリメイクらしいですけれど)
ロシアリメイク版は、チェチェン紛争とさらにからめていくわけです。
ラストも多少違っています。
一度たりとも実名も出てこないオリジナル版は、無名の陪審員が最後に分かれる間際の挨拶で名を名乗りあうところはありますが、ここから先は、陪審員から普通の名もなき市民に戻るわけです。
この、なんともスマートで一種清廉なエンディングに対して、ロシア版はもっと踏み込んでいきます。それがいいのか悪いのかわかりませんが、この違いは大変重要です。
自分は、その違いに気付かずにロシア版を観ていたわけです。
ダメですね(笑)

テレビモニターではなくてこういう傑作を観れたことに本当に幸福な思い。
みゆき座はしばらく通うことになりそうです。
ところで、この作品の監督シドニー・ルメットは2011年4月に亡くなられています。
http://movies.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=554965
むしろ、こういう監督の追悼特集やってほしいよなあ。。。

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