原作を読めばいいという評価って・・・ / 「美代子、阿佐ヶ谷気分」 【映画】

・・・やや寂しいですね。
◇「美代子、阿佐ヶ谷気分」公式サイト

「美代子阿佐ヶ谷気分」というガロ特有の私小説ならぬ「私漫画」の映像化+その後の作家・安部慎一のお話です。
自体、じめじめした局所をさらけ出すような緊張感に満ちたもので、それをよく映画にしたという努力賞みたいなものは与えられるとしても、その後に狂気に陥ったの作家の人生の迫力は、あくまでもその事実の迫力であって、映画的な迫力には結びつけたのでしょうか?
自分にはそのように感じられませんでした。
そのため、自分にとっては、映画評の中で月並みともいえる「原作読めばいいんじゃない?」という感想が湧き上がってきて、映画館の暗闇の中でむずむずとしてしてしまったことを告白いたします。
きっと、監督はこの作家が大好きなのでしょう。けど、大好きなまま、映画にされてもその愛情にコミットできないファン以外の人間は放置されたままです。
主役の女性は、舞台女優なんですね。これは映画見終わった後に、いろいろと原作の追体験で感想を書かれている方も含めたレビューにて知りました。
舞台女優ならば、もっと演技させていいんじゃないでしょうか、とも感じています。
そんなわけで、よくも悪くも、よくぞ映像化したねえ~という評価です。
そして、ごめんなさい、そこまで。
原作再現ドラマを抜け出した部分を映画的に突き詰められたら、もっと違うものになったんだろうでしょうが、きっと監督はそこはサラリといきたかったんでしょうね。
むー。
FWF評価 ☆☆

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