書評

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『インターネットは民主主義の敵か』 フィルタリングという名の検閲と集団分極化 -反対意見は遮断するべきではない

インターネットがはじめて専門職やマニア以外の人間にも利用可能となり、そして拡大を始めたのは1990年代中盤のこと。よって...
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改憲が挫折し続けてきた理由 -憲法改正と「超自我」 :柄谷行人『ネーションと美学』

集団的自衛権の解釈変更の閣議決定がなされた。世論もこの「解釈改憲」について厳しい評価を打ち出している。閣議決定に先立つ毎...
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坂中論文の衝撃  『在日韓国・朝鮮人論の展開』 坂中英徳

1970年法務省に入省し、大阪の入国管理事務所で在日韓国人・朝鮮人をはじめとする在留外国人の審査実務を経験しながら入管行...
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『愛国消費 -欲しいのは日本文化と日本への誇り- 』(三浦展) -「自分らしさ」が「日本探し」に転化したとき

2002年のワールドカップ現象をもとに日本の若年層ナショナリズムについて分析したのは『ぷちナショナリズム症候群』。その続...
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『ナショナリズムは悪なのか』(萱野稔人) -懐疑的に語られた世界共和国の夢-

自分の考えを整理する意味では面白い本だったので、少しまとめてみたいと思う。ナショナリズム批判の研究ならば日本でも多数読め...
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『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学― 』(樋口直人)について

樋口直人氏の『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学― 』をたいへん興味深く読んだ。おそらく現在の日本の排...