カテゴリー: 無人島レコード

無人島レコード a-8 / Bobbi Humphrey “Harlem River Drive”

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Bobbi Humphrey “Harlem River Drive”
Blacks and Blues より

“Harlem river drive” とは、ニューヨークマンハッタン島東のハーレム川沿いを南北に伸びるスピードウェイ。
マンハッタンの中心街からアッパーマンハッタンへ抜ける自動車はここを通る。
ブロンクスへの乗り換えは、このスピードウェイの途中のワシントンブリッジから。… 続きを読む

無人島レコード a-7 / Doald Byrd “Think twice”

Doald Byrd “Think twice”
Stepping into Tomorrow より
ドナルドバード自身は、ハードバップの時代から名を成してきたトランペッターである。
自分にとっては、例えばコルトレーンのLush life、ハンク・モブリーのNo Room for Squaresなどで非常に印象深いプレイヤーだった。
ドナルドバートはしかしそこで終わらなかった。
今からこうしてクロニクルとしてみると、ちょうど、ハードバップの時代が終焉を迎えようかという時期、スイスに渡り作曲法を学び、60年代というジャズにとって最後の時代といえる時期にコロンビア大学にてこの学問を続け、さらには70年代には博士号を取得する。… 続きを読む

無人島レコード a-6 / Marlena Shaw “Loving you was like a party”

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Marlena Shaw “Loving you was like a party”

マリーナ・ショウのこの曲は、傑作Who Is This Bitch, Anyway?より。
70年代最強のメロウグルーブを紡ぎだすリズムセクション、David T. Walker(g)、Chuck Rainey(b)、そしてHarvey Maysonに真っ向から向き合った女性ボーカルは、ただこの人しかいない。70年代を通じての女性ボーカルの傑作中の傑作アルバムである。… 続きを読む

無人島レコード a-5 / Keith Jarrett “My back pages”

サムホエア・ビフォー(完全生産限定盤)

20代の頃、何かに憑りつかれていた、と今では思う。

人は自分自身など客体化して視ることは出来ないものだ。

自分自身の速度の中でしか物事を見ることが出来ず、そうしてひたすら人を傷つけて、かたや自分はといえば、硬い鱗のような自尊心をまといながら、まわりからいかに傷つけられなくてすむか、そのために如何に強くあることが出来るかを考え続けていた。

コマは回転することでしか自立することが出来ない。接地する芯が地面をえぐり続けていくが、コマの運動が残すものはそれだけだ。… 続きを読む

無人島レコード a-4 / King Crimson “Book of Saturday” 

King Crimson “Book of Saturday”
Larks’ Tongues in Aspicより
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いい小説は麻薬のようだ・・・と言ったのは中上健二だったか、村上龍だったか。
しかし、自分にとっては、小説はどちらかというもっと論理的なものであり、例えば梶井基次郎が「檸檬」で書いた「爆弾」のような破壊力はあるとしても、ドラッグに例えるならそれは間違いなく音楽のほうだ。… 続きを読む

無人島レコード a-3 / Patti Smith “Piss Factory”

Patti Smith “Piss Factory”
Landより
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Patti Smithではじめて聴いたのはこの曲。
FMでやっていたニューヨークパンク特集か何かをエアチェック(死語)したテープで繰り返し聴いていたのを思い出す。
ポエットリーディングのスタイルで、印象的なRichard Sohlのピアノソロとともに、延々Pattiが詩を朗読し続ける。
その頃、そんなに英語が出来なかったから、歌詞はちんぷんかんぷん。しかし、… 続きを読む

無人島レコード a-2 / Joni Mitchell “God must be boogie man”

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Joni Mitchell “God must be boogie man”
“Mingus”
より
このアルバムはJoni Mitcellの作品なのであるが、自分にとってはそれよりも、全編でベースを弾いているJaco Pastriousの作品なのである
 よって、この曲について書くということは、「天才」という言葉は、ベースの世界ではこの人にしか当てはまらないだろうと思わせる革新性をもち、強引に自我を主張し続けて、まるでイカロスのようにあっというまに失墜したJaco… 続きを読む

無人島レコード a-1 / Albert Ayler “Ghosts”

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Ghosts
一曲目、いきなりアイラーから。
アイラーのゴーストは、たくさんのバージョンが出ているのだが、ここはDebutの”Ghosts” の一曲目で。
ここの人と同じく、中上健二の「破壊せよ、とアイラーは言った」から影響を受けて、最初にフリージャズを聴きだしたのがこのアルバムから。
今、この「破壊せよ、とアイラーは・・」のリンク貼ろうとして、はじめて知ったんだけど、この本もう絶版になってしまったんだな。… 続きを読む

無人島レコード INDEX

物持ちがそんないいタイプの人間でもないのですが、本とレコード(CD)だけはひたすらたまっていく。
DJやっていた時代には、ひたすら六本木の外人に踊ってもらうために、これでもかこれでもかとレコード屋通い。おかげで、その数、CDとあわせて4000枚超。
JazzからRock, Soul, Disco, Danceと横断してきた音楽の旅も、最近では少しずつ歩速が緩やかになってまいりました。
そんなわけで、己の音楽人生を振り返りつつ、私的ベストコンピアルバムをつくりながら、ご紹介していきます。… 続きを読む

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