ワールドサッカーシーンにおける左派ムーブメントを網羅した、稀代の奇書『アナキストサッカーマニュアル: スタジアムに歓声を、革命にサッカーを 』。
その著者ガブリエル・クーンは、世界を旅してサッカーにおけるオルタネイティヴシーンを渡り歩いている人なのですが、どうやらまた日本にやってくる模様。
もともと、この『アナキストサッカーマニュアル』の出版は日本に縁があったりする。
クーン氏が自分でまとめていたこの著書のもとになるレポートを、日本のサッカーオルタネイティヴな人たちに見せたところ、これを翻訳して小冊子にして配布したいという話になり、それならばもっとまとめて書きたい!と分厚い本になるだけの原稿が追加され、こうして大著となって出版されること相成った。
なので、かれこれ10年前、自分のところにもこの本の元となる翻訳が、コピーの束となってまわってきたりしているわけである。コピーを重ねてドス黒くなってはいたが、一読、興奮したのを覚えている。
ザンクトパウリの存在や反ファシズム運動とサポーターの交差点などの知識も最初ここから得たはずである。
この本、「政治をサッカーに持ち込むな」などとナイーブなことを言っているサッカーファンにぜひ見てもらいたい一冊なわけですが、今回の著者の来日にあわせてトークショーも行われることになっております。司会は不肖 清 義明。
Soccer vs. the State !! フットボールカルチャーと対抗運動
〈『アナキストサッカーマニュアル』著者ガブリエル・クーン来日記念〉
世界各地のサッカーサポーターは、さまざまな差別やグローバル資本の専横などに対抗するローカルな運動とどのような関係を結んでいるのか。 日本のオルタナティブな運動とスポーツ文化はなぜ結びつきが弱いのか。 スポーツの応援がナショナリズムと結びつくのは必然なのか。 東京五輪開催が決まり今後ますます先鋭化するであろうテーマについて、サッカーをめぐる世界の多様なムーブメントを論じて話題をよんだ『アナキストサッカーマニュアル』(現代企画室、2012年)の著者ガブリエル・クーンさんを迎えて、サッカージャーナリズムの第一人者の木村元彦さん、野宿生活をおくるアーティスト小川てつオさんら多彩なゲストが話しあいます。
トークライブ後は、同会場で交流パーティ(フード、ドリンクのオーダーをお願いします)を開催。 ふるってご参加ください。(※会場で書籍の販売も行います)
【出演】
ガブリエル・クーン(『アナキストサッカーマニュアル』著者)
木村元彦(ジャーナリスト)
小川てつオ(アーティスト) ほか
【司会】清義明
開場18:30 / 開演19:30
前売り¥1,000 / 当日未定(共に飲食代別)
★定員:30名(要予約)
→詳細はコチラ
ちなみに、この高円寺パンディットは、高円寺にできた新しいイベントスペースで、そのお披露目第二弾イベントがこれになるそうです。
お時間あればお越しくださいませ。終わったら呑みましょう!
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