カテゴリー: サッカー書評

『エアインタビュー』問題の本質 -サッカーメディアは「エンターテインメント」か「ジャーナリズム」か

台風は去ったのに、サッカーメディア業界のごくごく端くれにいる筆者のまわりはいまだ暴風域である。なんのことかといえば、現在、ネットを騒がせている『エアインタビュー』問題である。… 続きを読む

欧州きっての「左翼」のサッカークラブ、ザンクトパウリとは -ハンブルグの海賊の「政治とサッカー」

 
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独ブンデスリーガの二部のザンクトパウリというチームが注目を集めている。

理由は二つ。ひとつはJリーグを飛び越えてイングランド・アーセナルからプロ経験を始めた注目の選手、宮市亮選手が所属していることから。もうひとつの理由は、このクラブチームのチームのエンブレムが海賊のようなドクロであること。… 続きを読む

『狂熱のシーズン -ヴェローナFCを追いかけて』 決定的サポーター・ノンフィンクション本

狂熱のシーズン―ヴェローナFCを追いかけて
エラス・ヴェローナFCが、セリエAに復帰した。

2002年に降格してから12年ぶり。一時はセリエCまで降格。その間にセリエCは「レガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ」と名前を改めている。そのディビジョンにも4年。長いイタリア下部リーグのドサ回りを経て戻ってきたセリエAの初戦、なんとACミランに大金星をあげている。… 続きを読む

『サッカー代理人 (日文新書) 』 ロベルト・佃さんのおしごと

サッカー代理人 (日文新書)
サッカー代理人 (日文新書)

ロベルト佃について

・95年に当時のソラリ監督の通訳として来日。そのときのGMは森孝慈。

・父親が日系人、母親は日本人。アルゼンチンでは同時通訳の仕事をしていた。スペイン語・日本語がネイティブスピーカーなのに加えて、英語・イタリア語・ポルトガル語・フランス語の6カ国語をマスターしている。… 続きを読む

「ナポリのマラドーナ」 北村 暁夫

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サッカーは中心のない空虚なゲームである。

勝敗は絶えず繰り延べされている。勝ったチームには明日の試合が待ち構えており、カップや盾を勝ち取ることは、絶対的な意味をなさない。歴史はテキストに書かれたところにだけある。その中心にいるものにとっては、唯一明日のゲームが永遠に待ち構えているということだけだ。… 続きを読む

ネオナチと極右の草刈場となったサッカーと音楽 / 「ネオナチと極右運動-ドイツからの報告」

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1990年代前半のドイツにおけるネオナチおよび極右運動について概括的にまとめられた書籍。表紙がなんともはや独自のセンスなのではあるが、中身はそれなりにまとまっている。… 続きを読む

“イスラエルの攻撃に対応するために、われわれはサッカーで闘う” 「地図にない国からのシュート」書評

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「サッカーを政治の道具に使うな」といわれることがある。しかし、物事はそんなに単純なものなのだろうか。

「試合前の国家斉唱の際の、君が代の大合唱を取り上げ、ナショナリズムに結びつけ、健闘した日本代表を称える姿をプチ・ナショナリズムと語る人々が現れる一方で、批判もなく日本バンザイというような言葉を導き出す報道もいくつかあった。」(本書より)

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