人畜無害なマカロニ・コンバット / 「チェ 28歳の革命」 【映画】


che-part-1-the-argentine-poster-0.jpg
◇「チェ 28歳の革命」公式サイト
そもそも、二本立て上映(別料金)の映画で、予告編が終わった後に、電通とか博報堂とかインデックスとかUSENとかギャガだとかのロゴが大写しになると、これからの上映時間に不安をおぼえて、そして、その予感はほとんど外れたことはない。
この映画もそのまんまでした。
キューバの山中のゲリラ戦シーンに、そのキューバ革命前後のシーンがカットバックして使われるが、ゲリラシーンの戦闘シーンばかりが印象に残る。これがマカロニ・コンバット程度の出来で、ひたすら鼻白む。
全体として、Tシャツにプリントされたアイドル・ゲバラの伝説を補完するような程度の映画である。そういう人畜無害なイコン(偶像)に多少のリアリティを付加するために物語が必要な人にはよいのではないか。そういう人は、きっと現代のカストロ(たとえば、ベネズエラのウーゴ・チャベス)やゲバラ(サパティスタのマルコム副司令官)も知らないだろうし、そこにゲバラの生き方や考え方を重ね合わせることもないだろう。それならば、映画としての意味はあるのだろうか?
自分が見たいのは、そんなゲバラ映画ではない。
この映画のおかげで、ダメだと思っていた「モーターサイクルダイアリー」が佳作のように思い返される始末。たしかに、あちらの方が、「ゲバラ」とはなんだったのかを素直に
語っていた。少々センチメンタルすぎるとしても。
後編は少しは是正されるのだろうか?
FWF評価: ☆
関連:広島へ向かったゲバラ

関連記事


コメントをどうぞ

入力されたメールアドレスは公開されません。

Top