香港における中国人差別「新型コロナウイルスの裏切り」 ロイター記事日本語訳

新型コロナウイルスの裏切り
大陸出身の中国人民主運動家でさえ、香港では避けられる

ロイター4/16 記事


ミニー・リーとナンナンは緊張していた。パンデミックの中、マスクと手指消毒液を寄付するために香港のレストランに入っていこうとしていた。

新型コロナウイルスに感染してしまうことを恐れていたのではない。大陸の中国人の扱いをされたらどうしようかと不安だったのだ。

ある香港の民主派支持のレストランチェーンのオーナーは、北京語を話す人間の入店を拒否していた。オーナーはフェイスブックに次のように書いた。「お前たちが香港との境界を封鎖しようとしないのなら、私がこの店の封鎖する」

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「フェイクニュースとデマがどれだけ香港社会を分断しているか?」

 

 

香港情勢は依然として収まるところを知らない。

といっても、情勢はどちらかというと反政府側も親政府側も手詰まりである。逃亡犯条例改正案が撤回されてから、事実上本質的な状況は変わっておらず、そのぶんプロテスターと警察の暴力がそれぞれエスカレートしているというのが実際のところだろう。

6月から香港を何度も訪れているので、その手詰まり感はひしひしと伝わってくるのだが、一方でこの暴力的傾向が強まっていくことには本当に心が痛む思いである。これは双方ともに全く利益がない。… 続きを読む

靖国神社のオフサイド騒動  :ラグビー英軍チームの靖国神社参拝についてのタイムズの日本語訳

 

世界各国の軍人チームと世界一を競う、もうひとつのラグビーワールドカップである、IDRC 国際防衛ラグビーカップが開催されている。

いかにも大英帝国の御用達のスポーツであるラクビーらしい大会である。これは毎年のラクビーワールドカップにあわせて開催されているので、今回は日本での開催となった。もちろん日本の自衛隊も参加している。

・・・と、ラグビーワールドカップにあわせた様々なイベントのうちのひとつが行われているという話なのだが、そこでイギリス軍がちょっとした「オフサイド」をしたということで話題になっている。… 続きを読む

安っぽいデザインの紙幣のすすめ

 

2024年度より政府紙幣のデザインが変わるということで、財務省から新デザインが発表された。

それを見た人からは、安っぽいとか違和感があるとかの感想が出てきていて、自分も全く同意だ。特に、メインに漢数字を使わずに、ゴシック体の英数字を使ったところは、さすがにどうかと思う。もちろんメインに漢数字を使わないというのは時代の流れということもあるのだろうが。それにしても、もう少しなんとか威厳があるデザインにはならなかったものか。… 続きを読む

「豚になっても生き抜け」 西野 朗の22年 (ワールドカップ グループリーグ 第三戦 日本0-1ポーランド)

ワールドカップ グループリーグ 第三戦
日本0-1ポーランド

 

グループリーグの最終戦、これで1勝1敗1分だが、同時に試合をしていたセネガル-コロンビア戦が74分になって0-1で、コロンビアがリードした。

この時点で、勝ち点はコロンビアがグループリーグの勝ちぬけ、日本はセネガルと勝ち点と得失点差では並ぶが、もうひとつのグループリーグの勝ち抜けの条件である「フェアプレイポイント」(反則数によって与えられるポイント。今大会より導入)ではリードしていた。紙一重もいいところの僅差だが、勝ち抜けは見えていた。… 続きを読む

ビジネスとしてのプロ野球とJリーグはいかに相互に影響を及ぼしあったのか -『巨人ファンはどこへ行ったのか?』を読む

 

巨人ファンはどこへ行ったのか?という本で少しインタビューを受けた。4/7発売。著者は雑誌「野球小僧」「野球太郎」の元編集でライターの菊地高弘氏。見本刷りが献本されてきたので初めて通読させてもらったのだが、これがなかなか面白かった。

以下、つらつらと本書に読んでみて考えたことを書いてみる。

この本は、「日本国民1億2000万人のうち、8000万人が我々を応援している」(長嶋茂雄の1994の発言)と言われた巨人が、気づいてみると昔ほど人気ではないし、巨人ファンというのも減っているのはどうしたわけなのか、という疑問とそれに対する様々な答えを見つけていこうとするものだ。… 続きを読む

リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠麗の「スリーパーセル」発言から考える議論の方法

 

北朝鮮の「スリーパーセル」(浸透工作員)を描いた映画で、私が大変印象深く記憶にのこっているのは、映画『レッドファミリー』だ。

韓国に潜入し、暗殺も含めた特殊工作に従事する工作員が、一般人に浸透するために、郊外の贅沢な一軒家で生活を営む。家族という設定で、工作員同士でファミリーを偽装する。

仲睦まじい家庭を装い、隣家とも交流し、それぞれ職場や学校で普通の生活をする。そのうちに様々な韓国での生活を通して、堕落した資本主義社会ではなく、どこにでもあるような隣家の普通の家庭ぶりに、工作員たちは心が揺れ動く。… 続きを読む

高須クリニック院長の高須克弥氏によるナチス賛美はどこが問題なのか

 

 

高須クリニック院長である高須克弥氏のネット上での発言が波紋を呼んでいる。

もともと右派よりの発言でネットで話題になっていた高須院長だが、ちょっと今回ばかりは状況が違うようだ。なぜなら、今回は高須院長がナチス賛美を繰り返しているという問題だからだ。

これを問題視するネット民の一部からは、高須克弥氏が院長を務める「高須」クリニックと「ナチス」をひっかけて揶揄するツィートも拡散しはじめているのだが、話はよくあるネットの炎上にとどまらない可能性もある。… 続きを読む

二重国籍問題の茶番 ・・・なぜ自民党と法務省は蓮舫氏の二重国籍問題にゴニョゴニョ言わざるをえないのか

 

蓮舫氏の二重国籍問題、まだ尾を引いているようです。

本件筆者は、そもそも二重国籍を否定する「国籍唯一の原則」自体が時代遅れで国際性がない「ガラパゴスルール」だということを昨年に説明させていただきました。

法務省ですら事実上容認している二重国籍の禁止規定が、どれだけガラパゴスルールなのか考えてみる

ただし、これに関してはいかに時代錯誤なルールだとしても、一応はそれが法的にはそうなっていることは確かで、それに関して説明が二転三転した蓮舫氏に関しては説明責任は確かにあるでしょうとも同時に思っております。… 続きを読む

ルポ : 百田尚樹講演会中止騒動の真相 …「言論の自由」をめぐる論争から私たちは何を学ぶか

 

一橋大学の学園祭「KODAIRA祭」で予定されていた百田尚樹氏の講演会が中止になった騒動が議論を呼んでいる。

サンケイ新聞の報道によると、以下のとおりの事態のようだ。

百田氏によると、昨年12月ごろに学生側から講演の依頼があり、それを受諾。ところが、「今年2月ごろから、一部の団体からの講演中止要請が繰り返し実行委に寄せられていたと聞いた」(百田氏)という。

その結果、実行委は今月2日、ツイッターなどで講演の中止を発表。中止の理由について実行委は公式サイトで、「講演会を安全に実施するため、厳重な警備体制を用意していた。しかし、あまりにも大きくなりすぎ、いくつもの企画が犠牲になった。『新入生の歓迎』という本来の理念に沿うものでなくなってしまった」などと説明している

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