血気盛んな青年将校のヒトラー政権転覆話・・・ってところまででしょうか。
実話を忠実に再現するのに忙しく、人間の描き方粗雑になってしまって、あれだけのことを成し遂げようとした人間の深さや苦悩が伝わってこない。
「日本の歴史」とか「世界の偉人」といったような歴史マンガシリーズってあるじゃないですか、全28巻セットとかのヤツ、登場人物があんな感じですね。史実を簡単に素描するためだけの登場人物です、しかも登場人物全員。
単に実話をたどるだけならば、ドキュメンタリーでいいと思う。この映画に関してはそこまで。
トム・クルーズは本当に大好きな俳優なんだけれども、彼の作品の中でも、ワーストに近いものなんじゃないでしょうか、これは。
お金はそれなりに使って、いろんなところがやたらリアルに再現されている映画なのに、もったいないことです。
FWF評価:☆
歴史マンガシリーズなみ / 「ワルキューレ」 ブライアン・シンガー 【映画】
この記事は約1分で読めます。
コメント