よく出来たジェットコースター昼メロ:「ハウスメイド」イム・サンス

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2009年のわたくしのベスト1映画は「母なる証明」で、2010年は「息もできない」。
韓国勢2連覇となったおりますが、まあ本当に近年の韓国映画は良作・傑作を量産している。
フジの韓国ドラマ押しに突っかかっているナショナリストの皆さまには悪いのですが、自分はいいものはイイ!の原則論を微動だにさせず映画を観続けたいと思っております。
韓流ドラマやアイドルを駆逐したいなら、いいものつくればいいだけじゃんという話です。
80年代に日本車にアメリカのプライドであったクルマ産業がやられまくったときに、アメリカ人はずいぶん反動的なことをやってました。あのときに、日本車を壊してデモンストレーションしていた連中がどうなったか?歴史に学びましょう。そして、日本映画もガンバレというところです。
いきなり横道それる話になりましたが、そんななかでこの映画のコピーがかなり自分にとって刺激的!
「息もできない」「母なる証明」を越える衝撃にカンヌ騒然!
・・・というコピー。
「ハウスメイド」公式サイト
それならば、行かねばならないだろう。別にそんなコピーじゃなくても行ったと思うけれどということで、銀座に向います。こっそりと、この映画がギャガの配給であることを不安に思いつつ。
そして予感は的中!
やっぱりギャガの煽り文句のつけ方は本当にマーケティング的にいつも優秀(笑)
まあなんといいますでしょうか、本作「ハウスメイド」は、フジの昼ドラでよくあるジェットコースター愛憎劇を、現代の韓国映画のベーシックなパワーで一本に仕立て上げたという風情のものでした。
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都会の片隅でひっそりと小さな暮らしをする女が大金持ちの家政婦となる。
やがて、妊娠中の大金持ちの妻に満たされない欲望を抱えた主人と、家政婦は密通して妊娠してしまう。それを知った妻とその母の策謀が迫り・・・やがて・・・というようなストーリー。
まあ、こりゃ昼メロですね(笑)
ここにステレオタイプな金持ちと、安い少女漫画みたいなシーンがめくるめく展開されて行きます。
ワインくるくるまわしたり、女同士が対峙する場面で炎がメラメラ燃えているとか、そんなシーンが、これまたウーン・・・
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全般的に良く出来ていても、こういうところが浅いので、とてもギャガの煽り「母なる証明」「息も出来ない」のレベルではないというところですね。
そもそも、この主人公の女だって、相当食わせものだと思うんですよね(笑)悲劇のヒロインということにはならないはずなのに、なんだか輪郭がマンガチックです。
セックス描写も、なんというか女性視点の「エッチ」です。ぶっちゃけたいしたもんではないですよ。
この映画、女性はどういう風に観るのか。ちょっと知りたいところではあります。
そんなわけで、まあよく出来た映画というところまでですね。劇中の金持ちの主人が、ビシバシステムの住田隆に似てて、これもまたなんかどうなのかなーと(笑)ビジバシステムとか、いまどきみんな知らないか。ブラックコメディくらいの感じでみると、☆3つになるかな。
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FWF評価:☆☆☆★★

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