ダメな映画のダメな批評の仕方

 

映画を観続けてきてから長い。

年間で100本が自分としての目安で映画館に通い続けてきたけれど、ついに昨年にその記録が途絶えてしまった。残念である。今は自分の会社で仕事をしているわけだが、当初、そうすれば映画も観放題だわいなどと考えていたのだが、事態は全く逆で、フリーの時間=労働時間という現象に却って、映画に充てる時間がとれない。映画ファンとしては、たるんでいるだけなんだろうけれど。よくある脱サラ幻想のバリエーションのひとつといえるかもしれない。… 続きを読む

アンチ・ファシストのOi!パンクバンドTHE OPPRESSED の「人種的偏見に対抗するスキンヘッズ運動(SHARP)」について

 

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初期のOi!パンクバンドにて、スキンヘッズのアンチ・ファシスト運動”SHARP”(Skinheads Against Racial Prejudice -人種的偏見に対抗するスキンヘッズ運動-)の中心的存在である… 続きを読む

江戸しぐさと失敗した「文化ナショナリズム 」 -伝統と共有体験による共同体統合の可能性

 

トンデモな「江戸しぐさ」は何をめざしていたのか

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「江戸しぐさ」という、江戸時代の江戸の庶民がつくったというマナー集みたいなものがあって、それがなぜだか過度にいろんなところでもてはやされていたところ、これがどうやら歴史的には根も葉もない「ねつ造」、いわゆるトンデモではないかということが、しばらく前から話題になっていた。… 続きを読む

『インターネットは民主主義の敵か』 フィルタリングという名の検閲と集団分極化 -反対意見は遮断するべきではない

インターネットは民主主義の敵か

インターネットがはじめて専門職やマニア以外の人間にも利用可能となり、そして拡大を始めたのは1990年代中盤のこと。よってこの「情報革命」から、まだ歴史は20年しか経過していない。本書は、インターネットが社会に何をもたらすかをユートピア的に語ることのできた第一世代の楽観が、どうやらそうでもないらしいと分かりはじめたころの著作である。本書が世に出たのは2001年はITバブルが崩壊した年。一方で翌年には日本でのインターネットの人口普及率が50%を超えている。… 続きを読む

改憲が挫折し続けてきた理由 -憲法改正と「超自我」 :柄谷行人『ネーションと美学』

定本 柄谷行人集〈4〉ネーションと美学

集団的自衛権の解釈変更の閣議決定がなされた。

世論もこの「解釈改憲」について厳しい評価を打ち出している。

閣議決定に先立つ毎日新聞の世論調査では、集団的自衛権の行使に「賛成」32%、「反対」58%。… 続きを読む

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