◇「映画は映画だ」公式サイト
日本人や中国人には絶対に出せない、韓国俳優の演技のテイストってありますよね。
そのテイストを思う存分に楽しむ映画ですね。
逆に言えば、そこを楽しめなければ、かなりつらいストーリーと、ただただ殴り合っているだけの根性青春マンガみたいな展開に延々と耐えなければならないわけです。
二枚目で不気味なヤクザでありながら、オシャレで映画好き・・・といった難しい役どころをソ・ジソブが、本当にスマートに演じてます。忘れられない味わいの演技でした。役者としてクレーバーな人ですね、この人。
ホン・スヒョンもチャーミングです。どうっていう役でもないのに、単に自分の趣味かもしれませんが、とても印象に残りました。
微妙な光を駆使するシーンや反射光などのテクニックも、映画における美的なツボを押さえにかかる勢いです。いいですよ、掛け値なし。
まあ、ただし、なんなんでしょうね、このストーリーは。
無理ありまくりの設定やひたすらぶん殴りあっているシーンで、根性論的に物語が展開していく様は、バイオレンス映画へのメタ映画・・・として好意的な解釈するべきなのでしょうか。
んー、それは好意的すぎるか。
FWF評価: ☆☆☆
韓国人の演技のテイストを楽しむ映画 / 「映画は映画だ 」 チャン・フン 【映画】
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