書評

書評

『田中角栄 -戦後日本の悲しき自画像』 早野 透 -周恩来にハッタリかました田中角栄-

『田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像 (中公新書) 』本書、日中国交回復の政治交渉の最中の周恩来と田中角栄のやりとりで...
書評

『陰謀史観』 秦郁彦 -疑心暗鬼の共鳴-

『陰謀史観(新潮新書) 』秦郁彦身の周りに出来事の連続性があって、それがどうも偶然とは思えない。そのとき、どこかの誰かに...
書評

『蝦夷の地と古代国家』 -東北の多元的な民族事情-

古代王権によってまつろわぬ民とされてきたのは、蝦夷・熊襲・隼人。これにあわせて南島の人々は、当時の王権にとっては異文化集...
書評

『黄禍論と日本人 – 欧米は何を嘲笑し、恐れたのか』

昭和天皇独白録の述懐の中でも有名なもののひとつに、太平洋戦争の理由を述べたものがある。いわく、太平洋戦争の遠因は、それか...
書評

『ネオコンの論理』 アメリカの単独行動主義の理論的背景

とあるアメリカの保守系のシンクタンクの機関紙に出たひとつの論文を増補したもの。論文のタイトルは原題は『力と弱さ』。ここに...
書評

『ハイリスク・ノーリターン』 (山口祐二郎)

◇『ハイリスク・ノーリターン 』2007年に市ヶ谷の防衛省に火炎瓶を投げ込んだ右翼青年のことは覚えている。その当時の報道...