「お熱いのがお好き」ビリー・ワイルダー/モンローというモンスターの怪獣映画

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マリリン・モンローは主要12作品が入っているダイアモンドアルバムDVDボックスを持っているくらいに愛好しているわけですが、実はスクリーンで観るのは初めてになります。
まったくもって「午前十時の映画祭」に感謝いたします。
誰が考えたか知りませんが、レンタルで当たり前に置いてあるばかりか、最近ならば一本1,000円のセルDVDでもあるような作品を、あえて延々スクリーンで観せるこの企画の破天荒さ。ニュープリントばかりということもポイントです。ありがたや、ありがたや!
今回もすでに何度も観ていることビリー・ワイルダーの傑作「お熱いのがお好き」をスクリーンで観れました。感動ですよ。
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あらためて思うのは、本当にマリリン・モンローというのはモンスターだということです。この映画、いわばマリリン・モンローというモンスターの怪獣映画ですよ。
ビリー・ワイルダーの筋書きに、一点置かれたヒロインが、映画そのものを食ってしまうばかりか、映画館のスクリーンを3Dのようにはみだしています。
ギャングに追われるバンドマンが女装で女だらけのバンドにまぎれて、フロリダに逃げて織りなすドタバタ喜劇。これがまたよく出来た映画なわけですけれど、この映画の枠からマリリン・モンローの「シュガーケイン」は飛びぬけてしまっているんですよね。
ジャック・レモンもトニー・カーチスもやり手ですから、これに負けてません。ゲテモノ2つの女装の野郎に、さらにモンスターのマリリン・モンローが真っ向勝負。これは考えようによってはグロい映画ですよ。そして、それがたまらなく面白い!
映画史に残るであろう、マリリン・モンローのバンドスタンドでの”I wanne be loved by you”や列車内での演奏シーンの”Running wild”のシーンも当然ながら見どころのこの一本!
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この映画がコメディの傑作といわれると、自分は果たしてそうなのかと思いますが、マリリンのモンスター性を露わにした一本ということであれば、もう傑作も傑作の一本とせざるを得ません。
ビリー・ワイルダー万歳、マリリン・モンロー万歳!そういう映画です。いやー、劇場で観れてよかったです。

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