映画評

映画評

クサくてカッコいいことを「クサカッコいい」と呼ぶ / 「パブリック・エネミーズ」 マイケル・マン

◇「パブリック・エネミーズ」公式サイトラスト・シーン、FBIの前身の連邦捜査局のベテラン捜査官が、主人公の死を恋人に告げ...
映画評

音楽とカラーについての関係についてまとまらないまま / 「カルメン故郷に帰る」 木下惠介

1951年作品。日本最初の劇場用フル・カラー映画として知られるが、実際は1937年の「千人針」が最初。正確には、富士フィ...
映画評

短編の風情 / 「アンナと過ごした4日間」 イエジー・スコリモフスキ

サスペンス仕立ての映画序盤から、ゆっくりとゆっくりと物語が裏返っていき、孤独で陰湿な変質者と思われていた男が、ただ社会で...
映画評

植民地主義映画のアーキタイプ / 「アバター」 ジェイムズ・キャメロン

◇「アバター」オフィシャルサイト「タイタニック」からすでに10年以上の時がたっていたんですね。キャメロン自身は、CG...
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アメリカの2つのエディプス神話の闇の奥 / 「スターウォーズ」と「地獄の黙示録」

「地獄の黙示録」は、当初ジョージ・ルーカス監督のもとで撮られる予定だった。当時、「THX-1138」という悪評紛々たるS...
映画評

疾走する夏の一日 / 「高校大パニック」 石井聰亙 

受験戦争の中で自殺者を出してしまった高校の夏のある日、その惨事を無視して授業を進めようとするクラスで、ひとりの生徒が突如...