大人と子供の境界線 / 「SWEET SIXTEEN」 ケン・ローチ 【映画】

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エディプス・コンプレックス(母親に対する少年の独占意識と父親へ対する敵対感情)がひとつの軸。
そこにチンケなガキのシノギから一線を越えて、大人の仲間入りをしはじめる15歳の光景が描かれ、そして16歳の誕生日に、すべてを知ることになるストーリ-テリングがからみつく。
もちろん、この物語の背景は、麻薬・貧富の差・家族の崩壊といった底辺のイギリスの生活。そこに、みな一生懸命生きている。この必死さやタフさが印象的である。
この映画はひとつの成長譚。
「sweet sixteen」の大人と子供の境界の光景が、特徴的などんよりとした曇天の下で繰り広げられる。それをほろ苦い気分でビターに味わう映画である。主人公役も忘れられない。秀作。
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FWF評価: ☆☆☆

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