たとえどうしょうもない映画だったとしても / 「少年メリケンサック」 宮藤官九郎 【映画】

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◇「少年メリケンサック」公式サイト
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バンドの映画のくせに、いい曲が一曲もない。
出てくる音はアンプ直結のベースのせいでずっとヨレヨレしている。
本当に聴くに堪えない。
世界観は最初から最後まで、うんこちんこ○んこ+ゲロ嘔吐。
佐藤浩市のパンクス演技は最初から最後までぎこちなく、ストーリーも少年マガジンなみに無理がある。有り体にいえば連載途中で終わってしまうレベルのコミック。
おおげさだから面白いってわけじゃねーんだよ、ユースケ・サンタマリア!
てかテレビでいいじゃんこんなの(理由:オレがテレビ見ないから)。
わざわざ映画にするなんて勘弁して~・・・・
って普通に思っても仕方ないはずなのに、この映画は愛おしいくらいに面白い、楽しい
たいていの奴は冒頭のゲロ攻撃ととにかく下手くそなバンドの演奏(これがまた延々と続く)で打ちのめされる。
特にバンドの音。まずは、ここに耐えうるかがポイント。
しかし、オレはなんてことはないのである、何故なら、自分達がやっていたバンドも友達のバンドもこんな感じだったから。
パンクス・ノット・デッドは日本だとこんな風になると思う、まさしく。
中学生の時に、教室で「団地のおばさん」って知ってるかよ!と、その凄さを力説していたヤツを思いだした。あいつも日常会話はうんこちんこ○んこの話ばっかりだったよな。
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それにしても宮崎あおい、この人は大河ドラマとかやらないで、本当に映画だけやり続けるべき。あの表情筋の躍動と小さな体が繰り出すスピード感は、それだけで楽しい。

FWF評価: ☆☆☆☆

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