小さく慎ましやかな佇まいのラブ・ロマンス / 「ブロークン・イングリッシュ」 ゾーイ・カサヴェテス 【映画】

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◇「ブロークン・イングリッシュ」公式サイト
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単なるアラサーのラブ・ロマンスと片付けるには惜しい佳作。
丁寧に光と陰影を映像の中に取扱い、心理描写もこれまた繊細。
揺れ動く主人公の心理も適度に抑えた演技のまま。これが悪くない。
テレビドラマのラブ・ロマンスのジェット・コースター的なストリーリーの荒唐無稽さに慣れた女性には、刺激は感じられないかもしれない。しかし、自分にはこういう抑制の美学で、十分だ。そんなに笑えないし、泣けないし、だからといって、それが不要というものではない。そんなことが大人の女性の恋というものなのだろうから・・・と解釈する。
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大袈裟ではなく、小さくこざっぱりとした身なりの映画にて好感。ラスト・シーンもこれまたつつましやかなのがうれしい。
主演のパーカー・ポージーの独自の色気がある存在感の出し方には感銘を受けました。お見事です。
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監督は、あのジョン・カサヴェテスの娘ということですが、そうするとニック・カサヴェデスと兄妹ということですか。すごいファミリーですね。
FWF評価:☆☆☆☆

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