スーパーキャストの歌謡エンタメ映画 / 「銀座カンカン娘」 島耕二

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あの娘かわいいや、カンカン娘♪のメロディは、バブル世代の自分でも知っています。
けれど恥ずかしながら動く笠置シヅ子は初めてこの映画で観ることになりました。
ブギの女王・・・という名前とは裏腹になんとも庶民的な日本人顔。しかして、その芸はというと、これは凄いですね。
あの時代だとあのダンスはかなり飛びぬけて奇抜かつ魅惑的だったのではないでしょうか。
もともと、美空ひばりは、この笠置シヅ子の子供のモノマネから人気を博したということですが、なるほど、確かにこれを子供がやったらかなり楽しいものになりますよ。
ピアノを弾きたいけどピアノがない笠置、絵を描きたいけれど絵具がない高峰秀子。芸術家志望のプータロー?の二人が選んだのは、銀座の流しの歌と踊り。
居候している家も、落語家古今亭志ん生演じる隠居の落語家。
当時の「今」の芸能シーンを銀幕に落とし込んだ楽しい映画でしょう。
高峰秀子とのダブル主演で、人気の笠置を映画に本格主演させたというキャスティングが絶妙だったのでしょう。例の主題歌「銀座カンカン娘」も魅力的です。これはヒットして当然だったわけです。

銀座のシーンが安いセットなのが残念ですが、これも1949年の映画ということかと。
高峰秀子は、相変わらずちょっと単純で人の良い、元気っ娘役を演じてますが、ここが悩みなき明るい高峰秀子の役どころでは、一番ポップで明るい映画かと思います。
なおラストに古今亭志ん生の口上が延々と続きますが、これもうまいですねー。エンターテインメントですよ。
神保町シアターの高峰秀子特集にて。

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