映画評

タイトルの中の「自由」の意味 / 「この自由な世界で」 ケン・ローチ 【映画】

西成でも山谷でも、ドヤ街の日雇い労働者を支配しているのは手配師だ。だから、何かコトが起これば、真っ先につるし上げられるの...
映画評

『我は知る、テロリストのかなしき心を』 / 「麦の穂をゆらす風」 ケン・ローチ 【映画】

第一次世界大戦を前後するアイルランド独立戦争と内戦、そして現在に至るまでのアイルランド共和国軍(IRA)の成立の内部を描...
映画評

大人と子供の境界線 / 「SWEET SIXTEEN」 ケン・ローチ 【映画】

エディプス・コンプレックス(母親に対する少年の独占意識と父親へ対する敵対感情)がひとつの軸。そこにチンケなガキのシノギか...
映画評

歴史マンガシリーズなみ / 「ワルキューレ」 ブライアン・シンガー 【映画】

血気盛んな青年将校のヒトラー政権転覆話・・・ってところまででしょうか。実話を忠実に再現するのに忙しく、人間の描き方粗雑に...
映画評

レーニンの帝国主義論のリバイバル? / 「ザ・バンク 堕ちた巨像」 【映画】

◇「ザ・バンク 堕ちた巨像」公式サイト単に資金の貸し借りや両替業務を生業としていた銀行が、金融資本として巨大なパワーを持...
映画評

テーマパークの泥の河 / 「泥の河」 小栗康平 【映画】

水面に黒い影を浮かび上がらせる「お化け鯉」。燃える蟹、厚塗りの化粧の加賀まり子演じるの母親、被差別の水上生活者の暮らしの...