Ghosts
一曲目、いきなりアイラーから。
アイラーのゴーストは、たくさんのバージョンが出ているのだが、ここはDebutの”Ghosts” の一曲目で。
ここの人と同じく、中上健二の「破壊せよ、とアイラーは言った」から影響を受けて、最初にフリージャズを聴きだしたのがこのアルバムから。
今、この「破壊せよ、とアイラーは・・」のリンク貼ろうとして、はじめて知ったんだけど、この本もう絶版になってしまったんだな。
エッセイ集ではあったんだけど、この本にはかなり影響を受けた。
中上健二は、たぶん高校卒業してから、しばらくウロウロししていた頃に出会ったと思う。「十九歳の地図」「灰色のコカコーラ」、すべて衝撃的だった。
あの当時は、この作家に街で出くわす夢を何度も見ましたよ。それほどの強いインパクトがあった。
アイラーの音楽は、原始衝動だ。
そこから、夢幻のように「物語」が姿をみせる。
アイラーのビブラートでひずめられたテナーサックスから立ち上るのは、アメリカの始原のようにも聴こえるし、路地裏の自分自身の記憶のようにも聴こえてくる。
Ghosts、つまり「聖霊」。
高橋源一郎は、たしか「優雅で感傷的な日本プロ野球」で、踊れない音楽のたとえで、この曲をあげていた記憶があるけど、この曲は実は踊るための曲なのだ、と思ってみたい。
そういうことで、この短い1曲を無人島コンピの第一曲目で。
ちなみに、impulseの電波名盤アルバムとしかいいようのない”ニュー・グラス“収録の”New ghosts”には、次のような歌詞がついている。
The night and day will pass away
But love will always be
The night and day will pass away
But love will always win
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