無人島レコード a-4 / King Crimson “Book of Saturday” 

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King Crimson “Book of Saturday”
Larks’ Tongues in Aspicより
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いい小説は麻薬のようだ・・・と言ったのは中上健二だったか、村上龍だったか。
しかし、自分にとっては、小説はどちらかというもっと論理的なものであり、例えば梶井基次郎が「檸檬」で書いた「爆弾」のような破壊力はあるとしても、ドラッグに例えるならそれは間違いなく音楽のほうだ。
むごたらしいほどに救いようのない、絶対の孤独と悲しみ、それを坂口安吾は「ふるさと」と言った。
例えば、
Smithの”How soon is now?”
John Coltraneの”Afro Blue”
Doorsの”Soft Parade”
Jimi Hendrixの”Castle made of sand”
e.t.c..
麻薬のように体に入り込んでくる異物感覚と抗しがたい快感。
これらの曲のアナグラムはすべて自分にとって「ふるさと」を語っていた。
King Crimsonは不思議なバンドだ。
圧倒的なテクニックでジャズインプロビゼーションスタイルながら実は高度に計算されつされ、あくまでもロックオーディエンスに受け入れられるものにインテグレートした曲を披露するかと思えば、今度は「古典語による子守唄」を突きつけるように差し出す仕草。
初期のキングクリムゾンから、次第にロバートフィリップのコンセプトバンドになっていく過程でも、秀曲をいくつも生み出し続け、そして「朱の王の宮殿」の番人であるロバートフィリップは、今でも詐術とすれすれのバンド活動を続けている。
中期キングクリムゾンのアルバムである”Larks’ Tongues in Aspic”は、すでに初期の圧倒的テクニックと綿密な構成力と、その独自の詩的世界を失いつつも、この路線の最後の輝きを見せている。
ロバートフィリップのボリューム奏法がひたすら美しい。
ねっとりとした上質の鎮静剤のような旋律には、ひたすら酔うしかない。

“Book of Saturday”
If I only could deceive you
Forgetting the game
Every time I try to leave you
You laugh just the same
‘Cause my wheels never touch the road
And the jumble of lies we told
Just returns to my back to weigh me down…
We lay cards upon the table
The backs of our hands
And I swear I like your people
The boys in the band
Reminiscences gone astray
Coming back to enjoy the fray
In a tangle of night and daylight sounds…
All completeness in the morning
Asleep on your side
I’ll be waking up the crewmen
Banana-boat ride
She responds like a limousine
Brought alive on the silent screen
To the shuddering breath of yesterday…
There’s the succour of the needy
Incredible scenes
I’ll believe you in the future
Your life and death dreams
As the cavalry of despair
Takes a stand in the lady’s hair
For the favour of making sweet sixteen…
You make my life and times
A book of bluesy Saturdays
And I have to chose…

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