トム・クルーズはこうでなきゃいけない、年をとっても(笑) /「ナイト&デイ」 ジェームズ・マンゴールド

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◇「ナイト&デイ」公式サイト
申し訳ございません、男のくせにトム・クルーズ大好きです。
ニヤけたヤサ男の二枚目、どっちかというと二枚目半、その若者が、生意気抜かしながら、様々な人との出会いを通じて成長していく。
抜けたところもありながら、スーパーな才能に恵まれて成功をつかんでいく姿が、さわやかでもあり楽しくもあり。
それが自分にとってのトム・クルーズ。そうです、「青春白書」「ハスラー2」「カクテル」「トップガン」・・・80年代のトム・クルーズは最高でした。
なんていうのはとても恥ずかしいんですが、好きなんだから仕方ない。
それから、トップスターとして栄光の階段を登り続けるなかで、トム・クルーズは少しずつ、抜けたところもヤサ男のところも、多少なりともオンナにだらしないところもなくなってきて、完成されたスーパースターや演技派的な役どころが多くなってきました。
自分にとって、オリバー・ストーンやジョン・ウー、ましてやマイケル・マンの作品の中の完成された男の姿と、そこからにじみ出るような悲哀なんてもものは、ちょっと違うんですよね。本当に個人的な趣味で申し訳ありませんが。
彼もずいぶん歳をとりました。もう50近く・・・というか、まだ40代とも言えますね。
まだまだいけるはずです。
そして、出ました!
久々の二枚目半のスーパースターの主人公。相手はしかもキャメロン・ディアス!
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もちろんスパイ・アクション映画の舞台設定ですけれど、これはもうカンペキなロマンティック・コメディですね。
スパイものの完成度や息をのむような華麗で見事なアクションは、どっちかというとあくまでも映画のフレームまで。
素っ頓狂な謎のスパイ風な男と空港でラブコメマンガのようにばったりぶつかって出会ったのが、婚期もすぎた風情のビンテージ・カーの好きな独身女性。
ちょっと大人の女ですね、キャメロン・ディアス。スパイの男に色目で迫りつつ、ヒッチ・コック的に事件に巻き込まれるんですが、その中で、少しずつ自分を開花させていく。ここの仕掛けはヒッチコックのゴージャスに咲き誇る花の一輪のような女性登場人物とは違うところではありますが。
すでに最初の飛行機での格闘と銃撃戦のシーンから、クライマックスのスペインの豪邸のニヤリとさせられる現実感ゼロのラブシーンまで、これはアクション映画というよりも、やっぱりがっちりとしたロマンティック・コメディです。
80年代に戻ったようなトム・クルーズも魅力的でした。
そういえば、トム・クルーズが守っていた科学者?は、ホール&オーツの熱狂的なファンという設定にも笑いました。あれは意識しているんですかね、そういう昔を思い起こさせる効果を。
キャメロン・ディアスももうすぐ40歳。しかし、未だその天真爛漫さと素っ頓狂なワイルドさも健在。この2人が絡んで、ドタバタと追いつ追われつ世界を旅するストーリーも極めてよろしい。ハリウッド万歳!そういう作品ですよ、これは。素朴で心の素直にふるわせる類の映画なのです。
そして、極めて満足!!

FWF評価:☆☆☆☆★
【おまけ1】
ところで、こんなサイトあるんだね。。。。
今日のキャメロン・ディアス
【おまけ2】
このレビューよろし。
◇’デイ’の正体(ネタばれ)

コメント

  1. 「ナイト&デイ」10月6日は“トムの日”(^^;!

    [ナイト&デイ] ブログ村キーワード
     トム・クルーズ&キャメロン・ディアス ハリウッド2大スター久々の共演!「ナイト&デイ」(20世紀フォックス映画)。これは、なかなか楽しいですよ。そういえば、この2人の前回の共演=「バニラ・スカイ」(2001年)は、何となく重くて…

  2. 映画:ナイト&デイ

     もう今年も残すところあと1ヶ月ちょっと。映画館での映画鑑賞もようやく60本到達です。記念すべき(?)60本目は、3週間くらい前に観たナイト&デイでした。
     昨年は70本の鑑賞だったのですが、今年はそれに追いつくか微妙ですね。

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